此岸(シガン)~悩みの多い現実世界。この世。
当初、日常の向こう側にある穏やかな世界(彼岸)を意識していたのだが、いざ撮影に出てみると、目の前にあるのは雑然とした現実。また、東日本大震災を経験し被災地の情報を見聞きしているうちに、やはり撮るべきはこの現実世界とは思いながらも、時折かいま見える日常の中の非現日的な感覚も取り混ぜて、その狭間を映しとってみました。
会期:11月21日(土)〜29日
(日)*21〜23・28・29日開廊
時間:13:00〜19:00(最終日は16:00まで)
此岸(シガン)~悩みの多い現実世界。この世。
当初、日常の向こう側にある穏やかな世界(彼岸)を意識していたのだが、いざ撮影に出てみると、目の前にあるのは雑然とした現実。また、東日本大震災を経験し被災地の情報を見聞きしているうちに、やはり撮るべきはこの現実世界とは思いながらも、時折かいま見える日常の中の非現日的な感覚も取り混ぜて、その狭間を映しとってみました。
会期:11月21日(土)〜29日
(日)*21〜23・28・29日開廊
時間:13:00〜19:00(最終日は16:00まで)
Roonee 247 photography/Gallery Photo/synthesis合同企画展
西村陽一郎写真展 「見る影がある」
会期:11月3日(火)〜15(日)*9日(月)休廊
時間:12:00〜19:00(最終日は17:00まで)
Gallery Photo/synthesis
11/3〜8「Y氏の光学装置」
11/10〜15「青いイカロス」
Roonee 247 Photography
「啞子」「ヌード」「脚」
新宿区四谷にある二つのギャラリーで西村陽一郎の新作を同時展示します。
西村陽一郎は1967年東京生まれ。これまで植物や水、ヌードや昆虫などをモチーフにした作品を数多く発表してきました。また、カメラを使わないフォトグラムと呼ばれる物体の影を直接感光材料に焼き付ける手法を使った作品でも知られています。
カメラで撮影した作品、使わずに直接影を定着した作品共に共通する西村陽一郎作品の魅力とは、写真術の基本的な原理である「光が当たったところが黒くなる」という現象から生まれる図像そのものの美しさです。シンプルで最もベーシックな手法を用いながらも、誰もが驚く独創的な発想と極めて鋭敏な感覚によって、馴染みあるモチーフを深遠な宇宙に転化させるその作品にこれまでも多くの人々が虜になってきました。
写真における黒の部分とは、影のことであって、写真家は常にこの影を見つめています。「見る影もない」とは、面影もなく見るに堪えないという意味に使われますが、西村陽一郎は自身が生み出し続けてきた光が刻み込んだ「写真=影」にかつて見たこともなかった美しさを発見し「見る影がある」と静かに語りかけてくるかのようです。
フォトシンセシスでは、カメラとレンズのフォトグラム作品の「Y氏の光学装置」カラーの鳥の羽のフォトグラム「青いイカロス」をそれぞれ約20点ずつ展示いたします。
ルーニィでは、女性の身体を撮影した「啞子」「ヌード」「脚」と命名されたブルーの単色で表現されたシリーズから約40点の展示です。
Roonee 247 photography http://www.roonee.com