タイトルの「乳と記憶」の「乳」は印画紙に塗布されている乳剤の意味も含みます。又「記憶」は古いアルバム写真や記録写真などをイメージしています。
今回の展示は1m10cmx1m80cmのモノクロのロールペーパー6枚や、全紙のカラープリントの乳剤が溶解した写真などになります。
2015年3月6日(金)〜29日(日)
※金、土、日、のみ開廊
開廊時間13:00〜19:00
タイトルの「乳と記憶」の「乳」は印画紙に塗布されている乳剤の意味も含みます。又「記憶」は古いアルバム写真や記録写真などをイメージしています。
今回の展示は1m10cmx1m80cmのモノクロのロールペーパー6枚や、全紙のカラープリントの乳剤が溶解した写真などになります。
2015年3月6日(金)〜29日(日)
※金、土、日、のみ開廊
開廊時間13:00〜19:00
内 容:
雑誌等で作品を発表している立体イラストレーターkucci(クッチー)。2001年から2014年までに、主に仕事で制作した立体イラスト(人物約70点、箱庭オブジェ約10点)の他、新作も展示します。
『AERA』『通販生活』等の誌面で掲載された人形たちの他、江戸の屋台、昭和のお茶の間、露天風呂、落語、歌舞伎、雑貨屋さん、スーパーマーケット等の楽しいジオラマ、かわいい民族衣装の子ども達が並んだ世界地図。どなたでもお楽しみ頂ける箱庭の世界に、是非お気軽にお越し下さい。「平面媒体で発表するために作られる立体イラストというものは、パッケージされた商品であるフィギュアやドールと違って、一夜限りのハリボテみたいな存在です。そんな彼らの宿命は、そのまま私たちの似姿の様でもあります。人間関係に悲喜交々する人形たちに、ご自身、ご家族、友人知人の姿を重ね、愛着を持って鑑賞して頂ければ嬉しく思います。
また、箱庭オブジェは、博物館の精巧なジオラマと違って、主観的な印象のままディフォルメすることによって、絵画的な躍動感も備えております。大胆な空間感覚を大事にしつつも細部のディテールにはこだわっている、そのバランスの妙をお楽しみ下さい。
立体イラストレーターとして初の展示となります。この機会に、実物の立体に対面し、写真や印刷では表現しきれない質感やディテールを、お楽しみ頂けたら幸いです」(Kucci)
出品作品:立体イラスト
プロフィール:
1973年東京に生まれる。武蔵野美術大学造形学部日本画学科在学時より箱庭制作を開始。卒業後、エディトリアルデザイン事務所に勤務。2001年、立体イラスト、平面イラスト、デザイン等を手がけるフリーランスとして、kucciのペンネームで独立。人物の微妙な感情表現の他、箱庭的なオブジェを制作、また同じコンセプトでの平面俯瞰図を得意分野とする。主に、朝日新聞出版『AERA』誌にて、人間関係の悲喜交々を表現した人形の制作を手がける。他、『通販生活』『日経アーキテクチュア』『日経ホームビルダー』等、掲載多数。
作家URL:http://www.kucci.jp/