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Kucci個展「箱庭劇場 Best Works of Kucci 2001-2014」

会期:2014年12月18日(木)~12月27日(土)
時間:13:00~19:00(最終日16:30まで)会期中無休

内 容:
雑誌等で作品を発表している立体イラストレーターkucci(クッチー)。2001年から2014年までに、主に仕事で制作した立体イラスト(人物約70点、箱庭オブジェ約10点)の他、新作も展示します。
『AERA』『通販生活』等の誌面で掲載された人形たちの他、江戸の屋台、昭和のお茶の間、露天風呂、落語、歌舞伎、雑貨屋さん、スーパーマーケット等の楽しいジオラマ、かわいい民族衣装の子ども達が並んだ世界地図。どなたでもお楽しみ頂ける箱庭の世界に、是非お気軽にお越し下さい。「平面媒体で発表するために作られる立体イラストというものは、パッケージされた商品であるフィギュアやドールと違って、一夜限りのハリボテみたいな存在です。そんな彼らの宿命は、そのまま私たちの似姿の様でもあります。人間関係に悲喜交々する人形たちに、ご自身、ご家族、友人知人の姿を重ね、愛着を持って鑑賞して頂ければ嬉しく思います。
また、箱庭オブジェは、博物館の精巧なジオラマと違って、主観的な印象のままディフォルメすることによって、絵画的な躍動感も備えております。大胆な空間感覚を大事にしつつも細部のディテールにはこだわっている、そのバランスの妙をお楽しみ下さい。
立体イラストレーターとして初の展示となります。この機会に、実物の立体に対面し、写真や印刷では表現しきれない質感やディテールを、お楽しみ頂けたら幸いです」(Kucci)

出品作品:立体イラスト

プロフィール:
1973年東京に生まれる。武蔵野美術大学造形学部日本画学科在学時より箱庭制作を開始。卒業後、エディトリアルデザイン事務所に勤務。2001年、立体イラスト、平面イラスト、デザイン等を手がけるフリーランスとして、kucciのペンネームで独立。人物の微妙な感情表現の他、箱庭的なオブジェを制作、また同じコンセプトでの平面俯瞰図を得意分野とする。主に、朝日新聞出版『AERA』誌にて、人間関係の悲喜交々を表現した人形の制作を手がける。他、『通販生活』『日経アーキテクチュア』『日経ホームビルダー』等、掲載多数。

作家URL:http://www.kucci.jp/

村田都写真展「Digging」

2014年12月5日(金)~12月14日(日)
開廊:金・土・日のみ[5〜7日・12〜14日]
時間:13:00~19:00 [7日・14日(日)は13:00〜16:30
(17時よりワークショップのため)]
※関連イベント:簡単なセルフケアワークショップ(足首回しを中心に)
12月7日・14日(日)17時〜19時 ¥500 ヨガマットレンタル¥100)
https://www.facebook.com/events/335062620012346/

内 容:
然るべき場所を然るべき方法で動かす稽古によって、身体はどのように変わっていくのか。
自ら毎日10分程度の稽古を続けながら定期的に身体を撮影し、変化のプロセスを記録しています。
生きている身体は、しくみに沿った動きをすることで、自己調整力が高まり本来の自由で柔軟な状態に自ら戻って行こうとするものです。理にかなっていても地味なことはなかなか続かないものですが、自身でそれを実践してそのプロセスを記録し、「身体」の持っているポテンシャルを示せたらと思いました。3.11を境にして、それまで確からしく思われていたものが次々とその脆弱さを曝け出し始めました。国家や社会の枠組みから日常の価値観に至るまで、今までになく揺らいでいる不安な時代に突入したと感じています。そんな状況において、唯一確かだと言えるものは、個々の「身体」。
身体が健やかな状態であることによって自然と穏やかな気持ちになり、未来への「希望」が生まれる…ということを、リラクセーションの仕事をしながら実感してきました。日頃から自分の身体を意識することによって「自分の身体は、自分で何とかできる」という感覚を得られ、それが心の安定感にもつながります。
関連イベントとして開催するセルフケアのワークショップも通じて、そういったメッセージを多くの方とシェアしていけたらと願っております。

【タイトルについて】
電車で運ばれながら撮った「Traveling」(2003〜2006年)、ほぼ定型の日常の中を漂うように撮った「Floating」(2010年)。
どちらかというと、運ばれて流されて…という「受け身」な感じだった過去のシリーズに比べ、今回は自分から能動的に身体を動かして稽古を続け、変化を探求し、しかもそのことを非常に好きで続けている、ということから「掘る」だけでなく「探求する」、スラングで「好き」「わかる」という意味も持つDigを使って「Digging」としました。

出品作品:
プロジェクション

大塚勉写真展「HALF LIFE(半減期)- 3.11以降、目黒川に堆積したヘドロ」

会期:2014年11月1日(日)〜11月24日(月)
開廊日:木〜日のみ
※但し3日(月・祝)・24日(月・祝)は開廊
時間:13:00~19:00

内容
3、11の原発事故によってもたらされた、放射能は広く東日本を中心に降り注いだ。当然東京地方もその影響を受け汚染された土地から時間をかけながら、関東地方を流れる多くの河川を通じて東京湾に今も流れ込み続けている。
私の住む目黒には目黒川が流れているがそれもその例外では無い、60年代に起こったヘドロ公害とは、全く性格の違う、原発事故によってもたらされた新たなヘドロと言っても良いかもしれません。
今回の写真は目黒川の浚渫工事の際に発生した、黒いヘドロの水面と目黒川に注ぎ込んでいる生活用水や雨水の跡を中心にした写真展です。

出品作品
モノクロ写真 25点
サイズ  40cmx32cm

展示風景